世の中では色々と言われておりますが。
観ないで批判するのもアレだよなー、と思っておりました。
ジョジョの奇妙な冒険・ダイヤモンドは砕けない 第一章
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部を実写映画化したものです。
丁度、今日タイミングが上映時刻とバッチリ合ったんで、観てきましたよ♪
シネマシティの年間会員なもんで、平日は1000円で観れるのですわ☺
この値段だったら、漫画喫茶とも変わらんしね。
と、ハードルを下げまくって心の準備をして、席に座ったのです(^o^;
因みにですが、俺のジョジョ歴は
リアルタイムで1部から読んで単行本も買ってたけど、6部の途中で挫折。
7部は楽しんだけど、8部も挫折。
好きな部を順で並べると、こんな感じです。
2⇒5⇒1⇒7⇒3⇒4⇒それ以外
なので、元々そんなに思い入れは無いんですよね、第4部に当たるこの原作に対しては(笑)
◆全体として(ここまでネタバレなし)
あまり不満は無かったなぁ。
いや、マジで。
ストーリーは映画ならではのアレンジがあるのが当たり前だし、原作を知ってれば話は通じるし。
(下線部については、後程)
予め3部作を想定したのが、功を奏したのかな?
ただねぇ・・・
実写でこの髪型はキツイっすわ(笑)
いや、メイクにもうちょっと時間かければまだ見れた気がするんだけど。
やっつけ仕事感バリバリ。
特に仗助と承太郎のジョジョ2人が酷かった。
見るたびに笑いが込み上げてきて、どーにもならんかった(^o^;
ここからネタバレ行きまーす
◆スタンドバトル気合が入ってたのは認める。
でも、オモチャ感が拭えなかったなぁ。
人型スタンドとアクアネックレスはまだ良いんだけど、それ以外が。
特に、エコーズとキラークイーンは酷かった。。。
◆ストーリー
上記の通り、アレンジした部分は悪くは無いですよ。
説明不足なのを除けば。
ジョジョを知らない人は、ジョセフ・ジョースターとかいきなり名前だけ出てきても分からんでしょ。
承太郎が杜王町に来た「もう一つの理由」の写真がちょろっと出てきたけど、ジョセフのスタンド能力についても解説しないと意味不明。
虹村家のパパが何で殺そうとしても死なないのか、ってのもDIOに関する説明が無いもんで、理由がさっぱり分からん。
つまり、原作を知ってる人向けになっちゃってるんですよ。
こういう非現実的な物語・しかも第4部をいきなりやるっていうのがそもそも冒険なんだから、もう少し気を使わないといけなかったんじゃないかなー。
で、ターゲットとなるであろう原作ファンが納得するかというと・・・
No!!
でございます。
セリフの改変は良いんですよ。
週刊連載向けの決め台詞が映画だと流れとして変になるのは分かるので。
なのに、なんで原作にもない要らん変なセリフが出てくるんだよ。
そこは脚本家の作家性は要らんのだよ。
原作モノなんだから、ちゃんとリスペクトせいや!!!
◆演出・演技
単調だなー、ってのが第一印象。
仗助の普段の口調を普段からガラ悪くしちゃったから、ブチ切れた時との対比が表情だけ。そこの切り替えが肝なのにね。
役者さんは表情の変化を上手くやってたと思うから、どっちかっていうと演出の問題かな。
そこ以外は、皆さんそれぞれ個性が出てて良かったっすよ。
特に、山岸由香子は原作通り明と暗の落差が凄くてゾッとしたもの。
サウンドトラックや効果音については、特に語るべきものもなく。
無難に仕上げてるなー、くらい。
ジョジョの効果音がそれで良いのか、というのはあるけれど、アニメの時みたいに擬音を画面に表示するわけにもいかんだろうからね、実写じゃ(笑)
◆〆
上にも書きましたが、酷評する程ではない。
でも「楽しかった」っていう満足感やワクワク感も無い。
中途半端な、微妙な出来栄えだったなー、と。
でも、続きはちょっと気になる。
虹村兄を殺したのが音石明じゃなくて吉良吉影っていう大きな改変があったのでね。
吉良がそんなに積極的に動くのか?ってのと、この段階で表に出てきた動機ってのをどう辻褄合わせするのかなー、って興味本位ですが。
もっとも。続編は白紙になった、って噂も飛び交ってて(笑)
さて、どうするつもりなんでしょうねー(^o^;
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