歴史を目撃
2008年 04月 21日
インディジャパン300マイル
を観てまいりました。
昨年も観に行ってましたが、チャンプカー時代の迫力を求めてた昨年ははっきり言って期待外れ。
そんなこんなで今年は正直乗り気ではなく、一緒に行く人集めも早々に諦めてしまったんですが、カート仲間に声をかけてもらったのでそちらについてったのでした。
しかし・・・
まさか土曜日が中止になるとは思いませんでした(>o<)
元々もてぎのインディは路面が濡れてるとレースができないのですが、前日まで降ってた雨がコースに染み出してきてしまって、どうやっても止められなかったようで。
まあ、そのお陰でカート仲間とお泊りで遊べて(と言っても健康ランドでだけど)、かなり楽しんでたんですが(^o^;
で、日曜日。
無事全200周のレースがスタートされると、それまで待たされた分もあって大興奮(^-^)
今回のレースのハイライトは、やもり的には3つ。
<その1>
もてぎにスポット参戦のロジャー安川。
ろくにテストもできないままいきなりレース本番。
なもんで初めの頃は周りのマシンに比べてもかなり遅かったんですが、周を重ねるごとにどんどん速くなっていって、レース中盤には中団グループと遜色ない走り。
「さすが」
と思わされた走りでした(^-^)b
<その2>
トップチームのアンドレッティ・グリーンに在籍の武藤英紀。
結果11位だったけど、ピットストップ時のポカが無ければ勝ってたかも。
途中、ペースはトップより速かったりしてました。
今後が楽しみな逸材です(^-^)
<その3>
ラスト50周の駆け引き。
トップ3台は燃費度外視の作戦、その時点で4位・7位のマシンが燃費を良くしてピットを一回減らす作戦。
この結果、ラスト5周でトップがめまぐるしく入れ替わる展開となり、最後まで誰が勝つか分からず。
「これぞ、アメリカンモータースポーツ」
という醍醐味がぎっしり詰まった見事な展開でした。
そして、勝ったのはこれがインディ初優勝のダニカ・パトリック。
フォーミュラレースのトップカテゴリーでは史上初の女性ドライバー優勝。
(ちなみに、ラリー系の競技ではこれまでに何名かいるようです)
ラスト2周でダニカがトップに立った時は
「え?」
「まさか?」
「マジで?」
「うわー。行っちゃったよ~~~!」
って感じ。
ゴールした後、
「ダニカ泣いてるんだろーな」
って思ってて、マシン降りた時にホントに泣いてるのを見て、ついついもらい泣きしそーになりましたわ(^o^;
だって、ねぇ。
男性がほとんどのこの世界に飛び込んできて。
いくらオープンな雰囲気のインディカーだからって、女性というだけで色々な偏見や差別やプレッシャーがあっただろうに。
そんな中で4年間頑張ってきて、よーやくそれが報われて。
そんな事考えちゃったら、あの涙はとても重みがありますわ。
というわけで、モータースポーツ史に新たな歴史が刻まれた瞬間を見る事ができた今年のインディジャパン。
来年はチャンプカー組みも合流して台数も増えるだろうし、どんなレースが見れるやら。
また年に1度の楽しみができた事を喜んでる、月曜日の夜でした。