キャリアの転機で振り返りをしましょう、というのが前回まで。
今回は、その振り返りをした時に自分の中で何が起こるのかに焦点を当ててみます。
振り返り方法の方が先じゃないの?
まあ、慌てなさんな(笑)
何が起こるのかが分かってないと、心の準備できないですからね。
実際、俺もAセンターの講義で先にこっちを習ってから振り返りを始めたんですが。
「自分の中でで起こる事」を先に習ってなかったら、不安で押しつぶされていたかもしれんです。
なので、順番としては
- 何が起こるのか、を先に把握しておく
- 実際に振り返る
ってのは理に適ってると思ってます。
◆転機(トランジションとも言います)
第一段階:終焉
転機によって、何かが「終わる」って事です。
言い換えれば「何かの始まり」でもあります。
ただ、俺もそうなんですが「始まり」は意識できても「終わってる事が実はある」って意識しない事が多いんじゃないでしょうか。
例えば、就職したとします。
新たな人生の門出、労働者としての役割の始まりです。
でも、同時にそれまで自由になっていた時間の一部は、労働者として拘束される事になる。
つまり「自由になってた時間の削減=終焉」です。
特に「始まり」に目が行ってると、「終焉」をうまく処置するのが難しい場合があります。
離脱
それまで慣れ親しんできた場所や人から引き離されてしまう。
アイデンティティの喪失
過去にできてた事ができなくなるんで、アイデンティティを保つ手段を無くしてしまう場合がある。
自分って何者?という自問自答状態に陥る。
方向感覚の喪失
目標や計画が失われてしまう。
自分の将来への方向性に、不安や迷いが生じてくる。
さて、上記の例とは逆のケースである俺で考えてみると。
休職した当初。
まさに「終焉」でした。
急な話だったんで、職場で迷惑をかけた人が沢山居ました。
俺自身、労働者としてのキャリアは途切れた=終わった、と思いました。
でも、見方を変えてみると。
それは「労働者として必要な、休息という仕事の始まり」でもありました。
(迷惑かけた方々がこれ読んだら、怒るかもね・・・)
「終わり」「始まり」どちらを強く感じるか。
その時々のその人の状況で変わるでしょうね。
どちらかの考えに捉われてしまったらバランスを見失っちゃいます。
うまく、両方のバランスを取って行けるように意識する事が大事かなー、と。
第二段階:ニュートラルゾーン
第一段階を超えると、色々な喪失感が生まれてきます。
これらを耐えるべき時期が訪れます。
これが第二段階です。
空虚感(不安・焦り)が深刻な状況になる事もあると思います。
俺も、
休職から半年ごろの時期
Aセンター通所の中盤
でこれを味わいましたが、これはキツイ。マジでキツイ。
ただ、これは通過儀礼のようなもの。
新たな人生=キャリアの為の下地が準備されている期間です。
そう考えれば、少し楽になれますかね。
ここでは、自分の内なる声を聴く事・自分の内面に向き合います。
受動的な気持ちでこの期間を迎えると、焦燥感ばかりが募ります。
覚悟を決めて能動的に行なわないと、自分の内面に向き合うのは難しいからです。
上記で出した俺の例。
休職から半年で迎えた一回目のニュートラルゾーン。
受動的だったこの時期。
何もやらなくて、時間が解決するまでひたすら耐えてました。
なもんで、転機を逃して第一段階に戻っちゃいました(笑)
まあ、それも場合によってはありかもしれません。
当時は時間だけはあったので。
本当に、ケースバイケースだと思います。
ただ、Aセンターに通ってた時は復職のスケジュールもほぼ決まってたから、もうやるしかない。
事前にこの話を講義で聞いてたから、何とか対応できたって所ですかね。
いやあ、辛かった・・・
ここまで来ることができれば、あとは惰性で行けます。
人生・キャリアの新しい章が始まる時ですね。
ただ、気を付ける事。
何かになろうとはしない。
自分ができる何かをやってみる。
やってみたら、その結果を確認してみましょう。
そして、一歩ずつ、やるべき事を進めていければいいんじゃないでしょうか。
俺にとって、このブログやTwitterは、結果を記録して確認する場にもなりますね。
今、ここに書いてる内容は、試験出社中に纏めた事を改めて書き出してるだけ。
だってさ・・・
試験出社中、やれる事がほとんどないんですもの(笑)
だから「今自分ができる事=Aセンターで学んだ事の復習と展開」をやっております。
さて、ここまできました。
いよいよ次は「どうやってキャリア振り返っていくか」に話が移ります。
その内容については、次回。
ただね、振り返りの方法については、著作権に接触する部分があるんですよ。
どう書いたら良いか、ちょっと考え中です。
期待外れに終わるかもしれません。
あらかじめ、謝っておきます。ごめんなさい。
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