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セカンドチャンスを求めて:映画「クリフハンガー」より

今回は、懐かしの映画のお話。
スタローン主演の
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クリフハンガー
です。

古い映画ってのもありネタバレ全開ですので、ご了承のほどを。


映画館で観た時の感想。
予告編サギだー!!!
でした(笑)

だってさ、予告編はスゲー面白そうだったんですわ。
雪山・高山の困難を描いた作品かと思ってね。
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まさかそれが冒頭15分だけとは思わんよ(^◇^;)
後は雪山で悪者集団とドンパチやるってだけなんだもん。


でもね、今から思い返すと実は非常に重いテーマを扱ってた。
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致命的な失敗をしてそこから逃げ出してしまったスタローン演じるゲイブが、悪者集団とドンパチしていく中で本来の自分を再生していく物語。

なんじゃそりゃ!
と言われても反論はしませんが、俺はそう受け止めてます。

スタローンは、この映画作成の直前はキャリアのどん底に居たというのが俺の認識です。
ロッキー4の脚本は酷評され(俺は好きな映画だけど)、慣れないコメディに手を出して撃沈し、ゴールデンラズベリー賞の常連。

セカンドチャンスが欲しいっていうのは、誰しもが思う事だ。それを具現化した映画なんだ。」
とは、この映画に寄せたスタローンのコメント。
製作のマリオ・カサールは
「スタローンがランボーを演じてくれなかったら、今の我々は無かった。この映画は彼への恩返しのつもりだ。」
と言ってます。

手を差し伸べてくれる人が居て、その手を掴んで自力で這い上がってキャリアの再構築を始める事ができたスタローン。
日本では同時期に公開された「デモリションマン」と合わせて「スタローン、完全復活」と宣伝されてたのも印象的でしたね。

そして、それは「その通り!」と思ってます。
それができたのは、スタローンが「スタローンで在り続けた」ことと「人との繋がりを大切にしていたから」なのかなぁ、と。


劇中に、印象的なシーンがあります。
セカンドチャンスを求めて:映画「クリフハンガー」より_e0045797_12413027.jpg

映画冒頭で致命的な失敗をしてしまった時と同じシチュエーションが、中盤〜終盤に出てきます。
この時、ゲイブは
「またコレかー!でも今度は失敗しないぞ!!」
という表情で、決意を示してます。
でも、これは1人で切り抜けられるような事ではなかった。
相手にも協力してもらって、なんとか危機を脱出します。

映画冒頭の失敗について、ゲイブは全て自分で背負い込んでしまいましたが、相手にも責任はあった。
ゲイブ自身がそれを認める事ができるようになるキッカケとなる、重要なシーン。
これが転機になったのでしょう。
ラスボスとの闘いではゲイブらしい決め台詞が復活するまでになりました。

セカンドチャンスを与えられて、それを見事にやり切ったゲイブ。
そんな映画でした。

まあ、敵が無茶苦茶で味方が殺されまくっちゃうんでそこはムカつく。なもんで、完全にスッキリとはしないですけどね(^◇^;)


自分に重ね合わせても、ホント今はそんな感じ。
セカンドチャンスの為に手を差し伸べられている状況。

なんとか、その手を掴んで離さないようにして、モノにしていきたいですね。

自分が自分であり続ける。
人との繋がりを大切にする。


お仲間にも手伝ってもらいながら、やるべき事をやっていこう(^-^)


by yamori-v1 | 2016-10-19 19:57 | 映画感想

CART好きが転じてKARTにはまりWWEのカート・アングルをリスペクトするカート三昧な生活。twitterでは@99yamorin01で呟いてます。


by yamori-v1
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